TuneMusicSchoolhttps://tunemusicyamamoto.comDTMレッスンMon, 25 Sep 2023 10:00:12 +0000jahourly1DTMに必要なものhttps://tunemusicyamamoto.com/ready/Mon, 25 Sep 2023 09:15:53 +0000https://tunemusicyamamoto.com/?p=25651はじめまして、プロ作曲家として活動しているやまもとと申します。

作家歴は10年以上で、現在は専門学校やオンラインレッスンなどで

DTMや作曲を教えています。

今日はDTMをはじめるにあたって何が必要かを書いていこうと思います。

画家が筆や絵の具やキャンバスといった道具が必要なように

DTMも道具が必要です。

とりあえず、最低限パソコンと、DTMソフトがあれば、曲作りはできます。

DTMソフトは、無料だったり、日数限定で使用できるものもありますので

まずは、そこからはじめても良いでしょう。

ただ、パソコンと、無料DTMソフトだけでは、機能面、音質面で

どうしても、差がでてしまいますので、ある程度DTMに慣れてきたら、

本格的に機材を揃えていきましょう。

  1. パソコンDTMソフト(DAWソフトとも言います)
  2. オーディオインターフェース
  3. midiキーボード
  4. スピーカー&ヘッドホン
  5. 有料のソフトシンセなど

最終的には、上記のもの全てが必要になりますので、これらを少しづつ揃えていきましょう。

これらを揃えるにはわりと、いい値段はしますが、ここはある程度しょうがない部分です。それでも昔に比べるとそうとう安いです。

パソコン

DTMソフトや、ソフトシンセなどは、パソコンにインストールして使いますので、

パソコンの性能が悪いと、音が途切れたり、すぐに固まったりしてうまく起動しません。

パソコンは、WindowsでもMACでも構いませんが、なるべく性能のいいものを選びましょう。

私はWindowsでずっと制作してきたので、

Windowsに関してお話しますと、スペックに関していうと

  1. CPU:Corei5かCorei7
  2. メモリ:最低でも16G以上
  3. ストレージ:500GB以上

は、最低でもあったほうが良いです。

ソフトシンセやプラグインがどんどん増えていくようなら、

メモリは32G以上、ストレージは外部のSSDやHDDで増やしていく

必要があります。

パソコンは、上記のスペックでも、家電量販店などで購入すると

かなり高価になってしまうので

BTOパソコンと呼ばれる。パーツをオーダーして購入することをお勧めします。

「パソコン工房」や「ドスパラ」などで、BTOパソコンは購入できます。

これらのメーカーは、DTM用というカテゴリーがあるものもありますので

これから購入する人はぜひ検討してみてください。

パソコン工房 DTM制作PC

ドスパラ DTM スターターキット

DTMソフト(DAWソフトとも言います)

DTMソフトは有名なところでいえば、「Cubase」、「Logic」、「Studio One」あたりを使う人が多いと思いますが、買うときは最上位のグレードを買うことをお勧めします。

「これ便利だな~」って機能はだいたい最上位のグレードのものに搭載されているからです。

どのDTMソフトを買えばいいかわからない時は、自分が好きな作曲家やミュージシャンが使っているものと同じものを使ってみようとか、そういう感じで選んでもいいでしょう。どれを選んでも大差ないと思います。

ただしLogicはMacにしか対応していないので気をつけましょう。

他にも「AbletonLive」「FL STUDIO」などもありますが、これらはEDMに特化したものになりますので、自分が作りたいジャンルがEDM系だったら、これらを選びましょう。

私が所有している「Studio one」は「Studio One Prime」というフリー版があるのですが、

フリーとはいえ、ちゃんと基本的な部分は使用できますので

DTMを試すという意味においては、かなりおすすめできます。

Studio One Prime

まずはこちらで、DTMってどんなものかを試してみるのも良いでしょう。

オーディオインターフェース

オーディオインタフェースは、音を録音したり、後述するソフトシンセの音を出すのに必要です。音質に関わる部分ですので、あまり安いものは選ばないほうがよいでしょう。

プロや上級者あたりが使うもので有名なものとしてはRME社の

BabyfaceFirefaceシリーズ

などがあげられるでしょう。音質はもちろん良いのですがかなり高価です。

最初からこれらプロ仕様を購入するのに気が引けるという方は

Steineberg社のUR22mkⅡや、Presonus社のStudio26cがお勧めです。

「UR22mkⅡ」は、レッスン生で使ってるかたが多いですし

また「Studio26c」は私が教えてる専門学校で常備されています。

両方とも、操作パラメータも少なく簡単に扱えますし、音も悪くないと

思いますので、初心者の方にもお勧めです。

また、オーディオインターフェースには、購入すれば、DAWソフトが(最上位のものではないですが)ついてくるものもありますので、こちらを使うという選択肢もあります。

midiキーボード

midiキーボードは音を入力する際に使用します。鍵盤数は49鍵以上が望ましいです。ただ設置する机の広さなど考慮して買いましょう。こちら音を入力するのに必要なもので、

値段に関してもピンキリで、値段が高いものは音を入力する以外の機能も搭載されています。

ただしmidiキーボードは意外にもプロが必ずしも高いものを使ってる印象はありません。

A-49

Keystation61MK3

このあたりが値段もお手ごろで、余計な機能もなくお勧めです。

スピーカー&ヘッドホン

スピーカーやヘッドフォンは言うまでもなく、音を出して確認するのに必要です。両方もってるのが望ましいです。

スピーカーはGENELEC や ADAM

このあたりをプロは使ってる人が多い印象です。とはいえ、こちらもなかなかに高価ですし

作業部屋の環境によっては大きな音を出せない方もいるでしょうから、こちらは後回しでヘッドホンに先に

投資してもよいかもしれません。

ヘッドホンは

CD900ST や AKGK712Pro

このあたりが定番でしょうか。良い音を出す、良い音で聴くというのは

自分のモチベーションにも関わってきますのでなるべく、このあたりは拘っていただけたらなと思います。

ここであげたスピーカーとヘッドフォンはどれもプロがよく使っているものですので品質は間違いないです。

有料のソフトシンセなど

ソフトシンセというのは、ドラム、ベース、ギター、ストリングス、などさまざまな音を

出すことのできるものです。DTMソフトをインストールすれば、初期状態で入っているものがありますので、まずはそれを使ってみましょう。

ただし、最初から搭載されているものは、あまりクオリティの高い音ではありませんので、曲作りに慣れていくにつれて、

こういう有料のソフトシンセを購入していく必要があります、

DTMをこれから始める人にとって、この「音源を何買えばよいか」というのは非常に難しいでしょう。定番とよばれるものは、どれも買っておいて損はないですし、いろんなメーカーからたくさんの音源が販売されているからです。

そこで私が最初に購入をお勧めするのが

Kompleteです。

Kompleteはいくつかグレードがあってお勧めは「KompleteUltimate」なんですがこちらも高価なので、最初は「KompleteStandard」でも良いと思います。

「Komplete」はいくつものソフトシンセやエフェクトプラグインなどが、パックで入っているというもので、こちらを購入すれば、ある程度の音楽ジャンルはそれなりに高いクオリティで作ることができます。

プロで持っていない人は誰一人いないと断言できるくらいの製品ですのでこちらは、わりと購入の優先順位は高くしてもよいでしょう。最初に「KompleteStandard」を購入して、後から「KompleteUltimate」にグレードアップするということもできます。

道具を揃えたら

これらの機材が揃ってきたら、本格的に音楽制作が可能になります。

今のDTMソフトはたくさんの機能がついていて、複雑です。全ての機能をマスターしようとは思わず、少しずつ機能をマスターしていきましょう。

このあたりは、はっきりいって、音楽理論とか関係ない部分ですが、ここで挫折しては元も子もないので、まずは操作に慣れていきましょう。

最後に音楽教室などのレッスンを受けようと思っている方は、まずこの部分はできるようになってからにしましょう。講師も教えてくれるとは思いますが、せっかくお金を払って音楽を学びにいくのに、そこで時間とお金を使うのはもったいないと思います。

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最も簡単な作曲の勉強方法https://tunemusicyamamoto.com/eazy_training/Mon, 18 Sep 2023 09:49:50 +0000https://tunemusicyamamoto.com/?p=25630はじめまして、プロ作曲家として活動しているやまもとと申します。

作家歴は10年以上で、現在は専門学校やオンラインレッスンなどで

DTMや作曲を教えています。

レッスンをやっていると、普段どういう勉強をすればよいのか

ということをよく聞かれます。

DTMは、理論やDAW操作や楽器演奏、ミックスの知識、技能などが必要になるため

生徒さんの進行具合によって、その答えは変わってきます。

またちゃんと勉強しようとすると、それなりに時間と労力を使いますので

今日は、簡単にできる勉強法をお伝えします。

それは、ずばり「音楽を聴く」ということです。

「聞く」ではなく「聴く」ですね。

私は『音楽の聞き込み』と呼んでいます。

日々の生活の中で、どうしても時間がとれず、

DAWとじっくり向き合う時間は取れないこともあると思いますが、そういう時はこの聞き込みをやってみてください。

さて、音楽を聴くなんて当たり前のことじゃないかと思うかもしれませんが

意外にもできていない人は、けっこういます。

この場合の音楽の聴き方ですが、単純に聞き流さないで、音楽をサウンド、コード、メロディメイクなど、多角的に聴くことを、目的とします。

聴き方として1番良いのは、BPMをあわせたDAWに音源を貼り付けて聞くのが良いでしょう。そうすればコードをとったり、気になる部分を

何度も聞いて考えたり、音の構造を想像したり耳コピで実際に打ち込んでみたりすることもやりやすくなります。

もちろん音楽を流して聞くのとは違って、DAWに貼り付けたりと多少の手間はありますが

それでも、わりと実践はしやすいほうではないでしょうか。

さて音楽の聞きこみには、いくつものメリットがあります

■インスピレーションをうける■楽曲構造を理解する■サウンド感を鍛える■耳を鍛える

■インスピレーションをうける

まずは、単純に音楽を聞くことで、刺激をうけたり、新しいアイデアを得ることができます。そしてそれは、自分へのモチベーションアップにも繋がります。

そして、聴いた曲のどの部分が自分の琴線にふれるのか、考えてみましょう。

DAWにはメモ機能があるのもありますし、そこに書きだしてみても良いですし

ノートなどにメモしても良いでしょう。

■楽曲構造を理解する

楽曲を聴いて、この部分がカッコいいなとか、このコード進行素敵だなとか思えたら

その部分を何度も聞いて、何故自分が

良いと思えたかを分析しましょう。

それがコードに起因するなら、そのコードが

ダイアトニックのものなのか、転調してるのかなど調べて、ノートなどに書きとめておきましょう。そうする事により、今度は自分の楽曲でそのコード進行を使うことができ、引き出しが増えていきます。

IZ*ONEの「好きと言わせたい」という曲で例にあげてみましょう。

まずこちらの曲(特にサビ)を集中して聴いてみてください。

それでは質問です。答えられない場合は何度か聴いて考えてみましょう。

  • ① サビの小節数はどれくらいありましたか?
  • ② サビのメロディはどのタイミングで始まっていますか?小節の前ですか、後ろですか?
  • ③ サビで特徴となるコードはありましたか?

●小節数について

こちらの曲は1分6秒くらいからサビに入ります。

サビは全部で12小節ありますが、ここは8小節+4小節にわけることができます。

最初8小節は「(絶対)好きと~」の部分

次の4小節は「(抱き)しめて~」の部分です

サビの中でも前半後半と展開をつけていることがわかります。

●メロディの特徴

(絶対)の部分は、アウフタクトですので、この曲はサビが小節の前から入ってくることもわかります。

(抱き)の部分もアウフタクトで、小節前からメロディが入ってきています。

最初の8小節間は同じような覚えやすいフレーズがつづき

次の4小節間で、サビの締めに入っています。

ここだけでも、サビの作り方の1例がわかると思います。

■フックとなるコード

サビのコードですが、わりと、最初の8小節は繰り返しのコードで展開している

のですが、次の4小節に入ったところの

「抱きしめてくれても伝わってこない

ちゃんと言葉でちょうだいWon’t you kiss」

の「(ちゃん)と~」

の部分で、ちょっと「おっ」と感じる部分があるかと思います。

どこか、違う雰囲気、世界観に一瞬なるような感覚です。

それまでが、繰り返しの多い安定したコード進行でしたので

よけいにこの「(ちゃん)と~」)部分が曲のフックとして感じられます。

4小節のところだけ譜面にしてみました

フック部分は「Dbm6」のところです。

ここはサブドミナントマイナーという手法で、一種の転調を使っているので

違う世界観を感じられるのですが、メロディの音も6度の音を使っているので

より緊急感のある雰囲気を演出していると思います。

サブドミナントマイナー自体は、教則本やネットなどで

も調べればわかる知識だと思いますが、これを、どういうタイミングで使えばよいか、どういうメロディをのせればいいかなどは、なかなか書かれていないと思いますので、こういった市販の曲を聞いて自分の知識にすることができます。

仮にここで使われているコードがサブドミナントマイナーだとわからなかったとしても

それは、後々勉強していけばわかることですし、現在の自分に足りない部分を認識することができます。

■サウンド感を鍛える

アレンジを自分でするとき、なんの楽器、音色を使えばいいかわからない時はありませんか?

アレンジにつまずいてる人で、どの楽器を使えばいいかわからない人は多いです。

多くの場合、楽器に関する知識が足りていない場合があります。

音楽を聞き込んで、参考曲がどんな楽器で、どのような奏法で、どのような役割りを担っているか考えながら聞いてみてください。

音楽はもちろん、感覚、センス、フィーリングが重要ですが、

それだけでは、どうしても1曲をまとめるには難しい場合もあります。

そういう時にこういう分析が後に活きてくるのです。

■耳の訓練

初心者の方に特に意識していただきたいのが、この耳の訓練です。

初心者の方が作る曲で多いのが、不協和音に

気づかないということがあります。

音楽として違和感を違和感と思えない感覚は 早めに直しておいたほうが良いです。

もちろん、音楽理論の勉強や楽器の演奏でも不協和音を認識できるようになるとも思いますので思い当たる人は、こういった勉強とあわせて、市販の曲をよく聞き自分の感覚の矯正を

図りましょう。

まとめ

これまでみてきたように「音楽の聞き込み」は、音を聞くという当たり前の原点を少し深堀りするようなものです。

分析に近いものかもしれません。

総合的に音楽基礎力や感覚をブラッシュアップできるものですので

全くこれからの初心者の方も、ちょっと行き詰ったという方も、ぜひ意識してもらえたら

と思います。

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簡単に作曲するためにhttps://tunemusicyamamoto.com/easy-compose/Thu, 07 Sep 2023 12:50:01 +0000https://tunemusicyamamoto.com/?p=25624はじめまして、プロ作曲家として活動しているやまもとと申します。

作家歴は10年以上で、現在は専門学校やオンラインレッスンなどで

DTMや作曲を教えています。

DTMをはじめようと思いレッスンを受けにきてくれる方の中には

音楽理論をしっかり学ばなければ、作曲はできないと思いこんでる方も多くいます。

もちろん理論をしっかり学ぶことも重要ですが、作曲初心者の方が、いきなり

理論から入っていくのは、挫折の要因になるので、あまりお勧めしません。

そして、何より誤解を生んでいると思うのが、別に「音楽理論」を学んだからといって

作曲が上手くなるというわけでもありません。

「知識」はあくまで「知識」で、問題はそれをどう活かすかです。

作曲を簡単に行うために、私はまずは「弾き語り」をする事をおすすめします。

「弾き語り」といっても、プロなみに歌って演奏しなければいけないということではありません。

弾き語りの教則本を見ながら、

コードを覚え、コード(和音)を「ジャラーン」と、鳴らして歌を歌う。ただそれだけでいいのです。

もちろん、楽器に触れたことがない人にとっては、それも簡単なことではないでしょうが

それでも、音楽理論の勉強ほど難しくはないと思います。

何度か練習すれば、拙いなりに、コードの音を出すことはできます。

コードを自分で奏でて、自分で歌ってみる。この体験がとても重要なのです。

数曲「弾き語り」ができるようになったら、覚えたコード進行はそのままに

今度は自分で、メロディを作ってのせてみましょう。

このコードを弾き語りながらメロディを作るというのは

最もオーソドックスな作曲方法ですので、そういう意味でも「弾き語り」にはぜひ慣れていきましょう。

「弾き語り」で得られるものは、実にたくさんあります。

まずは、コードの知識です。

コードとは3つ以上重ねた和音のことで、この和音上にメロディを奏でることにより

人に最低限伝わる曲となります。

つまり最低でもコードを知らないと作曲はできないということです。

次にコード進行です。特に歌モノの曲などは同じようなコード進行が多いです。

これらを知る事は王道を知る事です。王道をまずは知りましょう。

そしてコード以外にも

歌うことにより、メロディのブレスの位置や、音域について

コードを演奏することで「拍子」や「BPM」、「調(キー)」など楽典部分についても知ることができます。

このように。「弾き語り」は作曲だけでなく基本的な音楽の素養を学ぶことができますので、総合的に音楽力があがります。初心者の方で、1からDTMをはじめたいという方は、是非「弾き語り」に挑戦してみてください。

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